サックスリペアについて。
私がヤナギサワ管楽器に在職した20年間で製造に携わったサックスの数は120、000本にのぼります。
その間上司や部下と共にバンドを立ち上げ会社公認の音楽活動を行ってまいりました。
サックスレッスンを希望する社員には昼休みにレッスンも行いました。
それまでサックス製造者と演奏者とは全く別の世界だという認識が日本にありました。
それは奏者が楽器メーカーを興した例の多い欧米との歴史の違いです。
先ず鳴りや響き、音色や音程を追求しての欧米メーカーの製品と、その製品をコピーから始めた日本との違いと言ってもいいかもしれません。
その歴史からくる楽器への認識を少しでも変えたいという思いの20年間でした。
やりがいのある面白い20年間でした。
その20年間のメーカー勤務を経て、私金剛督は1996年Congo Saxophone Studio を設立しました。
メーカー勤務経験から楽器をより音楽的にリペアする技を会得することができました。
例えば音程、音色はキーの開きがコンマ単位で変わってきます。
使用するコルクの質やバネの曲げ方もポイントとなってきます。
多くの調整方法を用意しておりますが、その中からお客様との対話を通して最適な調整を選んでいきたいと思います。
奏者のイメージも大事です。
奏者の表現をより自由にするためのサックスリペア。
この為には奏者、すなわちお客様との意見交換がとても重要だと考えます。
私自身も現在演奏活動を行っております。
この奏者としての経験が少しでもリペアに反映できれば幸いだと思います。
現在作業内容については大きく2つに分けられます。


全分解、全キーコルク(天然コルク、圧縮コルクの使い分け)取り替え、
必要に応じてフエルトの取り替え、全キー注油、現状のタンポでの取り付け、管体清掃、その他。
ビンテージ楽器は価格が割高になります。ご相談下さい。
下記価格を参考にして下さい。
楽器の状態により価格も変わってきます。
| ソプラノ |
\50、000~ |
| アルト |
\50、000~ |
| テナー |
\50、000~ |
| バリトン |
\80、000~ |
以上の作業に全タンポ交換(板金作業無し)が加わるオーバーホール。
タンポやブースターの違いで価格が変わります。
ビンテージ楽器は価格が割高になります。ご相談下さい。
下記価格を参考にして下さい。
楽器の状態により価格も変わってきます。
(1年間2回まで無料調整付き)
| ソプラノ |
\100、000~ |
| アルト |
\80、000~\100、000 |
| テナー |
\80、000~\100、000 |
| バリトン |
\100、000~\160、000 |
その他/検査と調整
ビンテージ楽器は価格が割高になります。ご相談下さい。
下記価格を参考にして下さい。
楽器の状態により価格も変わってきます。
| ソプラノ、アルト、テナー |
\5、000~ |
| バリトン |
\10、000~ |
タンポ1ケ交換 フエルト1ケ交換 バネ1本交換 キーコルク1ケ交換。 \1000~ |
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| ネックコルク交換 \3000~ |
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検査と調整に、1時間を越すであろうと思われる楽器はお預かりします。
いずれにしてもご相談のうえ方向を決めたいと思います。
金額は総て
消費税込です。
メーカーや製造された年によっては、金額を変更する場合があります。
板金や他の作業は別途お見積もり致します。
音程調整は調整時の基音となるキーの上がり(タンポの開き)で決めます。各メーカーのデータを
参考にします。
高音から低音までなだらかに開きを広げて行きます。(ある種のキーはその範囲ではありません)
好みによって音程、音色を変えることも可能です。
個人の趣味やいろいろな考えがあると思いますが、僕は次のように考えます。
| 開きを広げると |
開きを狭くすると |
音程は高くなる 音色は明るくなる 吹奏時の抵抗感が増す 等 |
音程は低くなる 音色はダークになる 落ち着いた感じになる 等 |
板金について 1回の衝撃で楽器が受けた凹みは、直す為内側から何回か叩いたり、こすったり、表面にヤスリを
かけたりします。
直すためにはかなり楽器をいじめることになります。
音程、音色に変化が無ければあまり板金は勧められません。
しかし凹みや事故の程度によります。(もっとも楽器を凹ました本人はかなり凹みますが)
納期はその時の混み方にもよりますがオーバーホールでは2~4週間ぐらいとなります。
お陰様で全国から楽器をお預かりしています。
宅急便で送られる方はハードケースに楽器をお入れ下さい。
ケース内のがたつきは、梱包材やぼろ布をつめて安定させて下さい。
ケースを段ボール箱に入れます。
段ボール箱とケースの周りの隙間に梱包材、ぼろ布、新聞紙等を入れて下さい。
ケースを梱包材でくるんでも結構です。段ボール箱をテープでしめます。
宅急便係員に取り扱い注意、精密機器扱いと指示して下さい。
こだわりがなければ、黒猫ヤマトさんが丁寧らしいです。
運送費はお客様負担とさせていただきます。こちらからは着払いでお送りいたします。
運送上の事故は責任を負いかねますので宜しくお願い申し上げます。
ご心配の方は保険をおかけ下さい。
何か質問、心配な事があれば遠慮なくメール、お電話下さい。
それでは皆様宜しくお願い申し上げます。有り難うございました。
アルトサックス、オーバーホール作業の流れです。
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01.胴体(ボデイー)、朝顔(ベル)、 全キー全分解 |
02.コルクをはるキーの部分をヤスリ掛け |
03.キーに圧縮コルクを貼る |
04.コルクをカット |
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| 05.各キー、タンポ張替え |
06.右手のロッド(芯がね)が、各ポストにスムーズに入っていくようポストを調整 |
07. タンポを塞ぐ作業/先ずG#のタンポを塞ぐキーを曲げてタンポ皿を左右前後に動かしたり、タンポ皿をバーナーであぶりタンポ を左右前後に動かす。他にいろいろなやり方があるすがそれらを総合的に組み 合わせて作業する。
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08. トーンホール修正。場合によってはトーンホールをヤスリ掛けをして表面を一定にする。 またトーンホールの内部にある種の作業を加え、音色に影響を与える加工をする。
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| 09.キーパイプ内に注油 |
10. タンポ開き/音程や音色に影響するタンポの開きをゲージによって決める。 |
11. 右手キー/右手各パーツ取り付け |
12. 取り付け(右手)A列/.各タンポの塞がりやバランス、タッチ感(バネ調整)を一定の順序をふまえて 作業 |
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13. 作業中、CONGO/作業中のCongoです。演奏やレッスンの時とは顔の表情が違います。?
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14. C列/右手サイドキー、HighF#連絡キー、F#換え指キー(レジスターキー)取り付け |
15.取り付けC列 |
16. 左手(B列)/左手各パーツ |
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17. B列 タンポ、コルク、フェルト/左手パーツにタンポ、コルク、フエルト貼り
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18. B列 仕上がり |
19. 左手パームキー、オクターブ、Gキー/左手パームキーhighE,highF#,オクターブキー、G連絡キーの各パーツ
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20. オクターブキー調整 |
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| 21.(2番管)ボディと 仕上がり/ボデイ(胴体、2番管)の各キーの取り付け終了 |
22. (2番管)ボディとベル(朝顔)/ボデイとベル取り付け
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23. ボディ取り付け |
24. ベル(朝顔)、キー取り付け/ベル、低音域のパーツ |
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| 25. 仕上がり |
26. 仕上がり |
27. 完 |
28.ネックコルク巻き、オクターブ取り付け
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| 29. 完成 |